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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?

あの子を助けて…。インコについた霊のわずかな気配をたどり、チャドをさがしていた一護らは、衰弱した夏梨と出会う。霊に共鳴し涙ながらに訴える夏梨。虚に狙われることとなったその霊の悲しき過去とは…!?

6年前の6月17日、優しく可憐な黒崎家の母親が命をおとした。その命日を前に、いつもと様子の違う一護。そして死んだ日ではなく、殺された日だと語る一護の悲痛な眼差しの理由とは…!?そして真実は…!?

ボハハハハ――ッ！！高らかな笑い声と共に、カリスマ霊媒師、ドン・観音寺が空座町へやってきた。心霊番組の収録現場となった廃病院で、テンションのあがる一行に対し憂鬱な一護。案の定トラブルが発生し!?

一護の前に現れた滅却師・雨竜は、「僕は死神を憎む」と、いきなり宣戦布告！24時間以内に、どちらがより多くの虚を倒せるかという勝負を一護に持ちかける。やがて誘い出された虚達が、街中の人々を襲い始めた!!

押し寄せる虚の大群に各々立ち向かう一護と雨竜！勝負の最中、一護は滅却師が死神を憎む理由を知る。一方、雨竜は、力の低下を自覚するが、虚は予想を超えた勢いで増え続けていた!!そして一護に新たな能力が!?

尸魂界からの追手・恋次と白哉が、ルキアを捉えた！危険を察知し、ルキアのもとへ駆けつけた一護は、驚異的な力で恋次を圧倒！だが次の瞬間、白哉から致命的な一撃を受けてしまう。そしてルキアは尸魂界へ…!!

浦原のレッスンは、“絶望の縦穴”へ突入。ここから脱出できなければ、一護は死神でなく虚と化す！自己侵食が進行する中、一護は意識下で現れた謎の男の導きで活路を見出すが、時既に遅し、虚化は最終段階に!?

ついに尸魂界潜入を果たした一護達！目指すは死神達の住む街・瀞霊廷！だが行く手には瀞霊門の番人・じ丹坊が立ちはだかっていた!!一護は斬魄刀・斬月を振りかざし、尸魂界屈指の豪傑、じ丹坊へと挑む!!

瀞霊廷侵入は、空鶴の花火台から、砲弾と化して障壁を突破する作戦に決定。その為の特訓に悪戦苦闘する一護。同じ頃、瀞霊廷では一護達を取り逃がした失態を巡る隊首会の最中、何故か警鐘が鳴り響いていた!!

いよいよ瀞霊廷内の戦闘開始！斑目との闘いを制した一護、辛くも弓親を撃退した岩鷲。一方、織姫と石田も巨大な死神に挑む!!やがて一護はルキアが囚われている塔に辿り着くが、そこには宿敵・恋次の姿が!?

一護が恋次を倒した結果、ついに死神総隊長より各隊長へ出陣命令が下った！だが、その直後、ルキアの極刑に疑問を抱いていた藍染が瀞霊廷内で暗殺された!!そして一護の前には、恐るべき霊圧を放つ更木が!!

藍染暗殺の報に、震撼する瀞霊廷。一方、一護は、最強の敵・更木の一撃に致命傷を負う!!だが、内なる世界に現れる男・斬月の導きで、一護は、真の力を得た斬魄刀・斬月を手にして復活！再び更木へ挑む!!

懺罪宮に幽閉されるルキアの元にたどり着いた岩鷲と花太郎。だが、それを察知した朽木白哉が二人の前に現れた!!白哉は、対峙する岩鷲に無慈悲な斬魄刀の一撃を放つ！万事休す…とその時、天空に一護の姿が!!

立ち塞がる冷血な死神・涅こそ、師と仰ぐ祖父を惨殺した張本人と知った滅却師・石田。その復讐の矢は限界を超えた力で涅へ放たれた！同じ頃一護は、圧倒的優位に立つ白哉との対決に向け過酷な「卍解」の修行へ!!

藍染が遺した手紙から、ルキア処刑の裏に仕組まれた恐るべき陰謀を知った雛森は、その遺志を継ぎ、首謀者・日番谷冬獅郎に刃を向ける！一方、未だ卍解に至らない一護に、ルキアの刑執行繰り上げの報が…!!

処刑まで、残り数時間！織姫達は、剣八らを味方に付け、隊長格を迎え撃つ！一方、懺罪宮に向かった恋次は、立ち塞がる朽木白哉と対峙！だが周囲の激闘とは裏腹に、一護は依然卍解に至らず…。刻限は目前に!!

双きょくが解放された!!処刑台のルキアは、静かに運命を受け入れようとしていた…。だが、処刑執行人がルキアを貫こうとした時、異変が!?間一髪の瞬間、矛先を遮る一護の姿が…!!そして護廷十三隊に戦闘勃発!!

ルキア救出に成功した一護は、再び、宿敵の白哉と対峙！白哉の放った『千本桜景厳』の圧倒的な斬撃を堪え忍んだ一護は、卍解で得た『天鎖斬月』で反撃!!拮抗する闘いは、ついに白哉を本気にさせた…！

亡くなったはずの藍染隊長が生きていた!?だが、喜びも束の間、冷徹な藍染の刃が雛森を貫いた！変わり果てた雛森の姿に愕然とする日番谷…!!藍染が仕組んだ謀略、そしてルキア処刑に隠された真実とは!?

藍染の反乱から、やっと落ち着きを取り戻した瀞霊廷。傷の癒えた一護達は、ルキアに別れを告げ、現世へ帰還。一護は正式な死神代行を認められて、虚退治におおわらわの毎日!!そんな一護に急接近する人物が…!?

虚退治に奔走する一護を“仮面の軍勢”に引き入れようと、説得を続ける平子。一方、異変を察知した父・一心は、背後に藍染の存在を感じ、隠密に死神復帰。やがて凄まじい霊圧とともに現世に降り立つ“破面（アランカル）”の姿が!?

藍染から一護の処遇を一任されたウルキオラ。彼は一護の持つ潜在能力に注目していた。一方、藍染の動向に危機感を抱いたルキアたち尸魂界の援軍も一護の元へ集結。そしてついに死神VS破面、全面対決へ…!!

一護達死神軍団は、グリムジョー率いる破面6人に挑むものの、その圧倒的な強さに大苦戦を強いられていた！だが、絶体絶命と思われた瞬間、ついに『限定解除』が下りた！死神軍団、いよいよ反撃開始へ…!!

内なる虚を抑え込む方法を知りたい一心で、“仮面の軍勢（ヴァイザード）”の元を訪れた一護。虚を拒む一護だったが、ひよ里の挑発で、ついに虚化した一護が出現！並外れた力を認められ、仮面の軍勢に迎え入れられることに…!!

王鍵の創生を目論む藍染との決戦に備え、おのおの過酷な修行へと突き進む一護、茶渡、石田！一方、一人戦線離脱を告げられ傷つく織姫…。だが事態急変！一護達は、突如現れた“破面（アランカル）”の襲撃に晒されることに!?

尸魂界からの帰路、織姫は、破面（アランカル）・ウルキオラにより強制連行を余儀なくされる。猶予を与えられた時間に、瀕死の一護を密かに回復させた織姫。やがて引き裂かれる思いを断ち切り、織姫は一護の元を去るが…!!

姿を消した織姫救出のため、虚圏（ウエコムンド）へ侵入した一護・石田・茶渡の3人！次々と襲いかかる破面（アランカル）を粉砕し、藍染の本拠地・虚夜宮（ラス・ノーチェス）を目指すが、その途中、妙な兄妹と一匹（？）に遭遇。成り行きで同行することに…？

虚夜宮内で別々の道へと散った面々。ネルと一護の行く手を阻んだのは、“十刃落ち（プリバロン・エスパーダ）のドルドーニ。その実力を侮った一護は、予想外の攻撃を受けることに！一方、石田・茶渡も、各々敵を前に激しいバトルへ突入!!

茶渡の霊圧に変化が…!?危機を察知した一護達に激震が走る！一方、ルキアは、謎めく十刃・アーロニーロと対峙！だが、その仮面の下には、驚くべき人物の顔が…!!ルキアを翻弄する十刃の正体とは!?

ルキアの死を告げたウルキオラ。更に織姫を虚圏に連行した張本人と知った一護は、改めて戦いを挑む！だが、ウルキオラの放った壮絶な虚閃を受け、絶望的ダメージを負う。そして戦いの構図は新たな方向へ!!

一護とグリムジョーの戦い再び！一護の勝利を信じ、見守る織姫とネル。やがて戦いは、虚夜宮を揺るがす未曾有の戦いに突入!!だが、王虚の閃光に対抗すべく虚化した一護の仮面姿に、織姫は恐怖を抱き…!?

ザエルアポロの奇怪な罠に搦め捕られ、いたぶられる石田と恋次。一方、一護は織姫とネルを守るため、新たな敵・ノイトラと対峙するが、その圧倒的強さの前に力潰える…。絶体絶命の一護！その時、ネルに異変が!?

ノイトラに真の力を見せつけたネリエルだったが、またもや子供の姿に戻り、再び危機に!!織姫の力も封じられ、万策尽きた一護達。だが、そこに強力な助っ人が登場!!いよいよ尸魂界VS虚空宮の戦いへ!!

ザエルアポロを貫いた涅マユリ。一方、更木剣八対ノイトラの戦いは、何者をも寄せ付けない一騎打ちへ発展！より強い相手を欲し、戦いを貪る死神と十刃No．5、その壮絶な結末は!?そしてついに藍染に動きが!!

時は百十年前の尸魂界、浦原喜助は新たな十二番隊隊長に抜擢された！副隊長・猿柿ひよ里の反発も受け止め、隊長として活動を開始する。それから九年後、尸魂界で怪事件発生!!始まりはここから、過去篇突入!!

魂魄消失事件の首謀者は、副隊長・藍染であった!!隊長・平子が倒れた直後に駆けつけた浦原は、そこで恐るべき光景を目撃する。仲間達を救うため禁術行使を決意するが…!?そして舞台は再び現世の空座町へ!!

本物の空座町を取り戻そうと4本柱の破壊を企てるバラガンの従属官達！応戦する死神勢は、弓親・吉良・檜佐木・一角の精鋭！次々と敵を撃破するが、一角の守る柱が突如崩壊!!倒された一角、そして空座町は!?

死闘続く空座町決戦！強敵・バラガンの従属官に対峙する護廷十三隊！窮地に陥った乱菊は、雛森に救われるが、予想外の反撃に遭い二人は命の危機に…!!そして異形の敵の出現を受け、遂に山本総隊長が動く！

一護VSウルキオラ再び!!かつて、その圧倒的な強さの前に敗れた一護！だが敵陣・虚夜宮から織姫を救出するため、一護は不屈の闘志で戦いに挑む！その姿にウルキオラも、ついに力の解放を見せるが…!?

ウルキオラとの戦いで再起不能の一護！なす術もなく、失意に沈む織姫。だが次の瞬間、目を疑う光景が!?一護は、虚と酷似した姿で復活、再びウルキオラへと挑む!!変貌した一護に織姫達の声は届かず…!?

護廷十三隊屈指の隊長格が、十刃上位3人と激突！その戦いの渦中、突如黒腔が開く！やがて最凶の敵の姿が!?そして未曾有の危機に喘ぐ護廷十三隊の前に更なる勢力が!!敵か否か!?戦いは新たなる局面へ！

共通の敵・藍染の出現で、共に戦う事を決めた護廷十三隊と仮面の軍勢は、ついに虚圏の王として君臨したバラガン、そして第1十刃のスタークへと挑む！だが、死闘を続ける者達を待ち受けた非情な結末とは!?

虚圏で戦うルキアは、第0十刃ヤミーを相手に万事休す！だがそこへ一護の姿が…!!どこか変貌を遂げた一護は難なくルキアを救出！そして一護は、最大の敵・藍染を倒すため、現世・空座町の戦場へと向かう!!

満を持して空座町へ戻った一護は、共闘を組む護廷十三隊と仮面の軍勢に合流！だが、藍染の能力は想像を遥かに超えていた。冷血な斬撃に切り裂かれる仲間達、憎悪から戦慄へ…壊滅状態へと追い込まれるが!?

山本総隊長が放った最後の一撃！千載一遇のチャンスに、ついに藍染へ斬りかかる一護！だが、藍染が負った筈の傷は目の前で消えていく。藍染が口にした衝撃の真実、そして一護の前に意外な人物の姿が!?

崩玉を従えた異様な姿の藍染は、一護の目前で、浦原、夜一、一心をも一瞬で撃破！やがて体を覆っていたものを破り、新たな姿へと変貌！圧倒的な力に絶望する一護を残し、藍染は尸魂界へ移された空座町へ…!!

空座町を蹂躙する藍染！一方、乱菊を倒し、藍染に追随してきたギンに異変が!?そして“最後の月牙天衝”と対峙した一護が帰還、進化を続ける藍染に挑む！空座町、友、仲間の運命は…!?破面篇、いよいよ終局!!

壮絶な戦いを経て、死神の力をなくした一護――。だが、平和な日常を手に入れたかに思えた頃、一護に近づく謎の男が!!　意味深な言動で一護の動揺を誘う男の目的とは…!?新章・死神代行消失篇いよいよ開幕!!

銀城が一護に近づいた目的、それは自分達の能力を一護に渡し、人間に戻る事であった。死神の力を取り戻す事に異存のない一護と交渉成立、「完現術」会得の修業を開始する!!一方、織姫に近づく男の影が…!?

月島の目的が一護にあると確信した銀城は、接触を避け、極秘のアジトで完現術修業を進める。一護は驚くべき速さで完現術を身につけ始めるが、そこへ突如、月島の姿が!!一護は修業途上で、月島へ挑む事に…!?

度を超えた銀城の修業に、疑問を抱き始めた一護。更に完現術完成の一歩手前で銀城が発した言葉に耳を疑う！完現術は完成を見るのか…!?そして修業を終えた一護を待っていたのは、信じ難い現実だった…!!

絶望から一転、ルキアに貫かれ、再び死神の力を取り戻した一護！その刀には、護廷十三隊精鋭の力が込められていた！復活を遂げた一護は、堂々銀城と対峙！やがて戦いは、死神対完現術者の全面闘争へ…!!

死神対完現術者の激闘も最終局面へと突入！新旧死神代行がぶつかり合う中、銀城から突如告げられる代行証に隠された真実！全てを知り、最後に一護が選んだ答えとは…!?死神代行消失篇、ついに終幕!!

何かを告げるかのように、尸魂界に鳴り響く警報音。突然、姿を消した流魂街の住民達。一方、一護達のいる空座町にも、静かに不穏な影が近づいていた…。終焉へと動き出した物語。最終章・千年血戦篇、開幕!!

ネルの要請で虚圏へと向かった一護達は、滅却師の狩猟部隊を発見！破面救出に動き出す一護だが、狩猟隊長・キルゲと、その悍ましき力が立ちはだかる！さらに、「見えざる帝国」の尸魂界への侵攻が始まり…!?

キルゲの手により、黒腔内に閉じ込められた一護！その間、「星十字騎士団」の圧倒的な力で、為す術も無く散る死神達。尸魂界から、次々と同胞の声が消えゆく中でついに、あの男の炎が大きく燃え始める――。

散っていった死神達、そして尸魂界の為、その怒りの刃を振るう元柳斎！宿命られし千年にも亘る滅却師・ユーハバッハとの因縁に決着の時が!?一方、尸魂界に辿り着いた一護。その眼前に広がる光景は…!?

霊王宮の麒麟寺と曳舟の下で傷を癒した一護と恋次は、次の零番隊員が待つ「鳳凰殿」に向かう。一方、総隊長となった京楽の命で、中央地下大監獄「無間」へとやって来た更木。そこには、静かに微笑む卯ノ花の姿が!?

雨の空座町に現れた黒き虚。その異質さに違和感を覚えつつも滅せんとする一心。しかし、その直後何者かに背後を襲われ、深手を負ってしまう!?窮地の一心に襲いかかる虚…その刹那、曇天を貫く一矢が…!?

ずっと傍にいて、見守っていた──。幾多の記憶を辿り、一護はついに己が真の斬魄刀と対峙する！時を同じくして「見えざる帝国」も再び、動き始めようとしていた。世界が揺らぎ…そして始まる、9日間──。

卍解なき日番谷と砕蜂は滅却師の刃に倒れた。再び護廷十三隊に危機が訪れる中、突然マユリの元に浦原から衝撃的な報せが入り、状況は一変する！だがそれは、彼等による新たな絶望の幕開けでもあり……!?

正義の名の下に拳西たちを圧倒するマスキュリン！マスクから覗く眼光が輝きを増した時、全ての悪は滅する…その刹那、光を断ち切り現れたのは!?一方、新たに戦場となる場所が!?その背後には深く暗い闇…。

刀を解放させたやちるの前に、新たに現れた星十字騎士団のグレミィ。その笑みの下に隠された本性が少しずつ、やちるへと襲いかかっていく!?その時、無双の名を受け継ぎし、あの男が戦場に降り立つ――！

グレミィとの激戦で傷付いた剣八に、滅却師の女性騎士団による死の誘惑が迫る！戦局を左右する剣八の危機に多くの死神達が救出へと向かう中、仲間が感じた一つの霊圧…。それは遥か上空から近づき――!?

ジジの傀儡と化し、仲間である死神を襲う日番谷。しかし、その虚ろなる瞳の先には、怪しく微笑むマユリが…!?一方、霊王宮へ踏み入ったユーハバッハを討たんと、守護者たる零番隊が容赦なき刃を向ける！

激化する零番隊と滅却師の戦いに揺れ動く霊王宮！やがてその戦いは互いの頭目を引き合わせ、さらなる激闘へと展開する!?静かに腰を上げる零番隊が長・兵主部一兵衞。その刀は全てを深く…黒く染める…。

時遅く、霊王の死によって世界は崩壊し始める…。この窮地に地上では、浮竹が謎の儀式『神掛』の力を発動させようとしていた！一方、光も届かぬ闇の中を歩く京楽。ある男との面会に向かう彼の真意とは…!?

京楽の企図による藍染の登場で動揺するルキア達の前に、さらに生き残った星十字騎士団が現れる！一方で、霊王宮から落とされ、再びユーハバッハの元を目指す一護は、途中で思わぬ者達との再会を果たす…!?

故郷を失い、共に強くなろうと誓い合ったユーゴーとバズ…。しかし、ユーハバッハが現れたあの日から別の道を辿る友は今、敵として目の前に立っている。かつての記憶だけを残し、二人の絆は砕け始め―――。

マユリとネム――。娘は父の想いを知り、父は娘の成長を知る。ひとつの夢は、いつしか二人の夢となり、強く結ばれたその絆で敵を討つ！一方、滅却師の本陣へと走る京楽たちに、鋭く向けられる銃口が…!?

リジェ…ジェラルド…アスキン――。各地で親衛隊が護廷隊を強襲する中、戦いで重傷を負った京楽の代わりに戦場に立つ七緒は…!?一方、仲間の援護で先に真世界城へと着いた一護は、ある人物と邂逅し…!?

アスキンの完聖体（フォルシュテンディッヒ）による猛毒領域（ギフトベライヒ）に閉じ込められた浦原は、瀕死の状態から卍解を発動。張り巡らす幾重もの妙計奇策が、次第にアスキンを捕らえ始める！一方、一護は城の最上部にて座す滅却師（クインシー）の王の下に…!?

ずっと護り続けたい絆があるから、男は戦う――。仲間と刻んできた想いの全てを刀に込め、一護はユーハバッハとの最終決戦へ！死神vs滅却師、千年に亘る永き因縁の結末は…！感動の『BLEACH』最終巻！

本編では描かれなかった護廷十三隊の活躍やドタバタを短編で描いたカラブリを全てカラーそのままで大収録！さらに死神たちの様々なデータを満載した瀞霊廷通信もガッツリ収録！

高校生の黒崎一護の特技はユウレイが見えること。ある日、現世へとやってきた死神・朽木ルキアに死神の力をもらったから、さぁ大変！虚退治の手伝い、新たな死神の登場…。平和を護る一護は今日も大忙し!!

新たな展開、そして続々と登場する死神達の活躍で、さらにパワーアップ！今日も一護は虚退治に大忙し。そんな時、突然ルキアが尸魂界に帰ってしまう!?その理由は!?護りぬく覚悟を胸に、白熱する最終巻!!

始まりは、飼っている2匹の金魚が同じ水槽の中で円を描きながら泳いでいるのを眺めながら、2匹とも大好きだったけど大きい方の金魚が先に死んでしまい、大きくならないと思っていた小さい方の金魚はどんどん大きく元気に成長していった…。それを見ていた飼い主は、大きい方は死んでよかったんだと結論を出した……。

シーンは変わり空座本町一丁目、ある夜の黒崎家。一護の息子・一勇（かずい）とコンが一緒に眠りについたのを、母親の織姫が確認してから去っていった…途端！一勇は起き上がり窓から外出しようと窓に足をかける。そんな一勇を「昨日怒られたばっかだから、今日は大人しく寝ろ！」と止めようとしますが、「約束したから」と寝る気はない様子。コンも更に「母ちゃんと寝るって約束とどっちが大事なんだ！？」と問いますが、一勇は「最初に約束したほう」と全く揺るがず、コンは引き止めることを諦めついて行くことに……。一勇が窓から飛び出すと、死神の衣装に服が変わり霊体らしき2匹の魚の背中に乗り、遅れてコンも窓から飛び乗り約束の場所へと向かう…。約束の場所、そこにはアフロヘアーのヤンキー幽霊が待っていた。そんな幽霊に明るく手を振りながらヤンキー幽霊の元に駆けていく一勇。「遅かった」と寂しがる幽霊に、一勇は「明日からは来れないかもしれないから、寂しくないところに連れて行ってあげる」と言い、コンも初めて行く秘密の祠へ連れて行き三拍二礼一拍の儀式を行う。すると尸魂界への入り口が現れた。そこには“BLEACH NO BREATHES FROM HELL”の文字。「大丈夫！みんないるから！」と笑顔で言う一勇だった。

一方、尸魂界では斑目が弟子の女の子の修行をしている。女の子の名前は苺花（いちか）、阿散井恋次とルキアの娘であった。師匠の斑目に叱られても怯まず連続攻撃を仕掛ける苺花。しかし弾き返された苺花だったが、挫けるどころか屋根の上で「腕を上げたな、師匠！」とドヤ顔する、斑目にとっては問題児のクソガキでもあった。斑目が「最近、現世に行けてなくて寂しいな、一護のガキにも会いてぇだろ」と苺花に問うと、「一勇とか別にアレだから！バーカ！」と一勇の事が気になって仕方がない様子。そこに苺花からチカさんと呼ばれる人が来て斑目を睨みつける。それに文句を言う斑目にチカは「やっぱり忘れてる」と告げる。

尸魂界では死んだ隊長の葬儀の後、12年おきに行う魂送礼祭があり、今回は浮竹隊長の魂送礼祭がこなわれることを、恋次がスマホのようなものでビデオ通話で一護に連絡している。魂送礼祭とは現世で虚（ホロウ）を捕まえてきて墓の前で殺すという儀式なのだが、一護は恋次に「倫理的に大丈夫なのか」と問うが「古い習わしだから仕方ない」と答える。その話をケイゴが始めたラーメン屋でラーメンを待ちながら聞く一護。“念力ラーメン”という店名に心配する恋次の声にケイゴは店にいる皆にいじられヤケになる中、一護はラーメンが来たからと切ろうとするが、恋次に魂送礼祭に誘われる。部外者であるはずの一護だが、浮竹隊長に関しては部外者ではないだろうと京楽隊長とルキアが計らってくれたと恋次が一護に伝えていると、電話の相手が一護だと気付いたルキアが恋次の後ろから現れた。スマホのようなものは“伝令神機”と言い、顔が映るのは最新型だと驚くルキア。ルキアによると、浦原の協力で霊子機器というものがどんどん開発され近代化して行っているようだ…。

伝令神機で一護とそんな話をしていた恋次とルキアの後ろから、「聞き捨てならんネ」と突然現れた涅隊長。浦原が台無しにしていて、自分にも可能だという証拠に気持ち悪い虫（？）からホログラムで現れていた。そんな涅隊長の現れた真の目的は、全副隊長に今夜行われる魂送礼祭の全段『序盤面霊縛』の為に現世に向かうよう通達しに来たのだった。しか涅隊長のホログラムを投影する虫は各副隊長の元に飛ばされており、全員に通達されていた。更に、それを隠れて聞いていた苺花はいたずら顔で「あたしに黙って現世に行くとかずるいんだ〜」と何か目論んでいる様子。

現世に集まった副隊長達の中には一護の姿が。しきたりを知らない一護に「なんでオメーが居るんだ！？」と言う恋次はついでに新入りを紹介していく。七番隊副隊長になった“輪堂与ウ（りんどうあたう）”は、口が聞けないようで射場は手話を使って会話している様子。もう一人、八番隊副隊長になった“八々原熊如（ややはらゆゆ）”は、現世のギャルかぶれで一護もたじたじになるほど…。そんなやり取りの陰では、誰にもバレずについてきた苺花の姿も。喜ぶ苺花だったが何か不気味な気配を感じる…。

その気配の正体は、一護と恋次の背後にいる虚だった。しかし、副隊長達が誰も気づいておらず、苺花は混乱しつつも虚の攻撃を察し「父様！」と叫ぶ…が、間に合わず恋次は投げ飛ばされてしまう。それに気付いた一護が虚を一撃で撃退したことで副隊長達は事態に気付き戦闘態勢になるが、既に無数の虚に囲まれていた。この虚達は霊圧が無く誰も気付けなかったのだ。儀式のため、虚達の殲滅へと皆が動き出す中、新副隊長の2人が実力を発揮！輪堂は式神使いのように、刀身が札を連結させたようになっており、その札が無数の鷹となって虚を骨にする。八々原は爪に宿る獣の力で虚を噛み砕く。また、吉良と呼ばれる男は薬品のようなもので虚を倒している。その時、恋次の側の地面から不気味な影が現れ、「このめでたい日に君の顔を見たくてわざわざここまで来たんだぞ…」と恋次に言う。その影の正体はザエルアポロだった！地獄落ちしていたザエルアポロだが、地獄で何らかの力と現世へ行く方法を得てきたらしい。「虚という軛から解き放たれた」とも言っているが詳しくは分からない。ザエルアポロが苺花を見つけると、恋次の娘と知って攻撃を仕掛ける。苺花を庇った恋次は負傷してしまうが、一護に助けられ苺花を安全な場所へと連れて行き、一護がザエルアポロに立ち向かうが、「今更お前を殺しても手柄にはならない」と言われる。

一方その頃、尸魂界でも異変が…。霊圧の揺らぎを感じた瞬間、何か血のような浮遊物が現れ、京楽隊長は「地獄の燐気だろう」と語り始める……。尸魂界には“霊威”という言葉があり、かつて貴族の間で使われていた霊子に宿る霊圧の濃度を指す尺度のことで、一般隊士が二十等霊威、副隊長で五等から四等、三等以上が隊長だという。死神の肉体は霊子で構成されており死ねば霊子となって尸魂界の大地に還るが、三等以上は霊圧濃度が高すぎて還れない。それを還れるようにするのが“魂送礼祭”の儀式だという。そしてここからが“迷信”だと、京楽隊長は語り続ける…。本当は三等以上の霊子はどうやっても尸魂界の大地には還れない…かといって強すぎる霊子を、いつまでも尸魂界に漂わせておくわけにもいかない…。魂送礼祭の真意は、死んだ隊長達を地獄に堕とすことだと。ザエルアポロはこのことを地獄で知り、京楽隊長は燐気が現れたことにより迷信が真実だと確信したのだった。一護には理解できないが、ザエルアポロは「強さには必ず代償がある。還るべき場所を失った寄る辺なき魂を地獄に堕とすことで救済する！優しい死神達は知らずに仲間を地獄に堕とし続けてきたのだ！」と笑う。地獄の口を押さえつけていた強大な霊圧…愛染とユーハバッハが消え、山本元柳斎、卯ノ花烈、そして今浮竹十四郎と立て続けに地獄に堕としたことで均衡が崩れたのだと、ザエルアポロは言う。儀式はまだ終わってないという一護だが、「君等が今そこで地獄の餓鬼共を皆殺しにしたろう」とザエルアポロに言われ、儀式はすでに成ったことを知った。そんなザエルアポロは、役目を果たしたのか「死神を導く蝶の名前に、なぜ地獄とついているのか君らは考えろ」と言い残して帰っていった…。一護はぼんやりと理解ができる様子。一方その頃一勇はその蝶にどこかへ導かれていた……。そのページには「BLEACH NEW BREATHES FROM HELL 獄頤鳴鳴篇」の文字が………。